模擬人工衛星 CanSat
CanSatという小型の模擬人工衛星開発に取り組み、米国ネバダ州ブラックロック砂漠で行われた国際大会(ARLISS)に出場。 2013年はプロジェクトマネージャ・電装系を担当し優勝。2014年も電装系、2015年はTAとして参加。
CanSat
CanSatとは宇宙技術の教育を目的として小型衛星で用いられるものと類似の技術を使用して製作される小型の模擬人工衛星(Wikipedia)を指す。 毎年8月に国内大会(能代宇宙イベント)、9月にアメリカのネバダ州ブラックロック砂漠で行われるARLISSという国際大会があり、人工衛星開発の登竜門として世界中の学生・社会人が参加する。 ARLISSでは各チームが開発したCanSatをアマチュアロケットに搭載し、上空4kmで放出され降下〜着地後にチーム毎に設定するミッションの成否が評価される。
ARLISS2013
ARLISS2013はプロジェクトマネージャ兼電装系として参加し優勝。 大学の記事にもまとめてもらいました。
ミッション
土星の衛星であるタイタンの気象観測実験を模した実験を想定したミッションを立案。 ミッションシーケンスは下記。
- パラシュート降下中に大気観測(ロケットで上空4kmから放出される)
- 着地後、パラボラアンテナが展開できるように姿勢制御
- 電流を流して釣り糸を焼き切ってパラボラアンテナを展開
- パラボラアンテナで電波強度を検出 -> 一番強い方向を志向
- (おまけ) 姿勢が変わった場合も検出し再度制御できることを確認
詳細は下記動画から。
また、これを実現するためのシステム構成図は以下。
ネバダ州ブラックロック砂漠での実験
国内選考を通過し、ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)という 毎年9月上旬に実証試験をした動画がこちら。
想定したシーケンスを全て達成することができた。
ARLISS2014
2014年は電装系担当として参加し、着地時の衝撃を軽減するソフトランディングの実証試験を実施。
当時の記録はこちらから。 記録が見つかれば追記。
ARLISS2015
2015年は電装系担当かつTAとして参加。記録が見つかれば追記。